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幼稚園でのタブレット学習、どこまでやる? 導入前に決める3つのこと

「そろそろタブレットを」と話が出ても、何から決めればいいのか分かりにくいものです。機器やアプリを選ぶ前に、園として決めておくと迷わなくなる3つを整理しました。

幼稚園は「学びの時間」があるぶん、目的を曖昧にしやすい

幼稚園には、保育園に比べて設定保育(クラス全体での活動)の時間がはっきりあります。そのため、タブレットを「その時間の教材」として入れやすい反面、何のために使うのかが曖昧なまま導入されやすいという面もあります。

実際に園で語られる目的は、おおむね次の3つに分かれます。どれを狙うかで、選ぶものも運用もまったく変わります。

目的使い方の例向いているもの
学びの入口を広げる宇宙・地図・生きものなど、実物を見せられないものを見る図鑑的・探検的なアプリ
読み書き・数の練習ひらがな、数、なぞり書きの反復ドリル型の教材
保護者への発信活動の記録、写真の共有、連絡園務支援システム(職員が使う業務システム)

3つ目は子どもが触るものではなく職員の業務システムです。ここを混ぜて検討すると、比較の軸が定まりません。「子どもが触るもの」と「職員が使うもの」は、別々に検討してください。

決めること1:使う時間を、園の時程のどこに置くか

いちばん失敗しやすいのが、時間を決めずに「使えるときに使う」と始めることです。担任によって使う量が変わり、保護者から「隣のクラスは使っていないのに」と言われる原因になります。

先に置き場所を決めます。幼稚園でよく機能するのは次の3つです。

どれも共通しているのは、「タブレットで終わらせず、実物や会話につなげられる場面」だということです。見て終わりにすると、活動としての手応えが残りません。

決めること2:1回の長さと、終わり方

年中・年長で、1回10〜15分が目安です。長さそのものより、終わりが子どもに分かる形で示されているかが効きます。タイマーを置く、「これが終わったらおしまい」と区切りを決めておくといった工夫があると、取り上げるときのトラブルが減ります。

「もっとやりたい」と言われたときに、続きを別の形でできると理想的です。画面で見た惑星を絵に描く、地図で見た県を地球儀で探す——このつなぎ方を用意しておくと、終わりが次への入口になります。

決めること3:保護者にどう説明するか

幼稚園は保護者の関心が高く、「園でも画面を見せるのか」という受け止めをされることがあります。先に伝えておけば説明で困りません。伝える順序は次のとおりです。

  1. 何のために使うか(例:実物を見せられないものを見るため)
  2. どのくらい使うか(例:週1回、10分程度)
  3. 安全面(広告が出ない・子どものデータを集めない・課金がない)

3つ目は必ず具体的に書いてください。「安全なものを選んでいます」では伝わりません。「広告は表示されません」「氏名や写真を登録する機能はありません」と、確認できる事実で書けるものを選ぶことが、そのまま説明のしやすさになります。

選ぶときに確認したいこと

幼稚園の共用端末で使う前提なら、次の点を見ておくと運用が軽くなります。

保育園での検討と共通する点も多いので、保育園でタブレットを導入するとき、最初に決めておきたいこともあわせてご覧ください。保護者への説明文例は園のICT導入、保護者にどう説明する?にまとめています。

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