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園のICT導入、保護者にどう説明する? 文例と伝える順序
「園でタブレットを使います」と伝えたとき、反応が分かれることがあります。不安の中身はだいたい決まっているので、先回りして伝えると、話がこじれません。
保護者の不安は「時間」ではなく「中身が見えないこと」
タブレット導入に慎重な保護者の心配は、多くの場合画面を見せること自体ではありません。家庭でも動画は見せています。不安なのは「園で何を見ているのか分からない」ことです。
だから説明では、時間の長さより中身と目的を先に伝えるほうが伝わります。
伝える順序
- 何のために使うのか(例:雨の日の室内活動を充実させるため)
- 何を見るのか(例:宇宙や日本地図を見て、名前や場所を知る)
- どのくらい使うのか(例:雨の日の午睡明けに15分程度。毎日ではありません)
- 安全面(広告が出ない/子どもの情報を集めない/個人のアカウントは作らない)
- 家庭でも使えるか(使えるなら、その案内も添える)
この順序だと、「何となく心配」が具体的な理解に変わります。逆に安全面から入ると、かえって不安を意識させてしまうことがあります。
園だよりの文例
そのまま使える形で書いておきます。園の実態に合わせて調整してください。
【室内活動でのタブレット活用について】
雨で外遊びができない日の活動を充実させるため、○月より室内活動の一部でタブレットを使用します。
使用するのは、宇宙や地球、日本の都道府県などを見て回る学習アプリです。子どもたちが「これ何だろう」と話しながら、数人で一緒に見る使い方をします。使用は雨天時などの限られた時間に、15分程度を目安としています。
アプリは広告が表示されず、お子さまの名前や写真、利用の記録を外部に送信することはありません。個別のアカウント登録も行いません。
ご不明な点は担任までお気軽にお尋ねください。
聞かれやすい質問と、答え方
「視力が心配です」
使用時間を区切っていること、毎日ではないこと、複数人で離れて見ていることを具体的に伝えます。「15分で終わりにしています」と数字で答えられると安心されます。
「うちの子ばかり長く使っていませんか」
時間で区切る運用なら、個人差は出ません。順番や時間の決め方を説明できるようにしておきます。
「家でも見たがるようになりませんか」
正直に「その可能性はあります」と認めたうえで、家庭でも同じものが使えることを伝えると、むしろ前向きに受け取られることがあります。家庭で使えるなら、その案内を添えると親子の会話にもつながります。
「子どもの情報はどうなっていますか」
ここは口頭より書面が有効です。提供元がデータの取り扱いをまとめた資料を公開していれば、それを渡すだけで済みます。導入を検討する段階で、そうした資料があるかを確認しておくと、後の説明が楽になります。
反対の声が出たときは
全員の賛成を前提にすると進みません。大切なのは、使わない選択もできるようにしておくことです。「その時間は別の活動に参加できます」と伝えられれば、強い反対にはなりにくいものです。実際に使い始めてから、子どもの様子を具体的に伝えていけば、多くの場合は落ち着いていきます。
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